〒404-8501 山梨県甲州市塩山上於曽1040
TEL.0553-32-2111
http://www.city.koshu.yamanashi.jp
日本で最初にワインが生まれた街・甲州市。桜や桃の花で一面が染まる春、桃の甘い香りを放つ夏、陽をあびてたわわにブドウが実る秋、そして軒下に枯露柿が吊るされる冬、と一年中多彩な表情をみせてくれる自然と歴史の息づく街です。
第５回えんざん桃源郷
ひな飾りと桃の花まつり
甲州市の春を告げるイベントとして親しまれている「ひな飾りと桃の花まつり」。桜や桃、スモモの花に彩られる時期に開催されるお祭りで、「甘草屋敷」をはじめ、「放光寺」、「武田信玄公宝物館」、「信玄館」、「およっちょいぷらざ七里」の五つの会場で開催されます。
国の重要文化財の旧高野家住宅「甘草屋敷」では、江戸・明治・大正・昭和時代の雛飾りやつるし飾り、押し絵雛などが展示され、色彩も形状も異なる様々な雛飾りが楽しめます。
なかでも「つるし飾り」は、地方に伝わる郷土雛として古くから愛されてきた飾りで、段飾りの左右に天井からひもで吊るし、節句をより華やかに演出してくれます。米俵や桃、柿、鶴など、女の子に幸多かれという願いが込められた縁起の良い飾り物が和紙で一つ一つ丁寧に作られています。
開催期間中の毎週土曜には、甘草屋敷内に設置された特設会場で、つるし飾りづくり体験を行っています。
このほか、三月二十四日からは「えんざん季節の散策路スタンプラリー」、四月八日には「駅からハイキング」などのイベントも開催されます。
ひな飾りと桃の花まつり
2月10日〜4月18日
旧高野屋家住宅「甘草屋敷」
甲州市塩山上於曽1651
TEL0553-33-5910
時 間 9時〜16時30分
入館料 大人300円・小人200円
期間中は無休
ゴールデンウィークは大菩薩に行こう!
毎年四月二十九日、峠にある中里介山の文学碑前で山開きを兼ねた介山祭が行われ、多くの人でにぎわう。
標高一八九七ｍの大菩薩峠は、富士山や南アルプスの展望が楽しめる絶景スポット。
峠を鮮やかに飾るお花畑の見頃は八月上旬だ。亜高山の植物の可憐な姿、鳥のさえずり、風の声…自然からのメッセージにいくつ出会えるだろう。
とっておきの自然と語り合う大きい青空と
輝く花々たちと友達になれるよ!
風林火山のまち「甲州市」
武田家文化財の宝庫
戦国時代最強の騎馬軍団を率いた甲斐の名将「武田信玄」。父信虎とは対照的に、史書・兵書・経書を読んで勉学に励み、真髄を極めての政治統制を行いました。「風林火山」という言葉も、中国の兵法書からとったもの。合戦の際には陣頭に打ち立てて無敵を誇り、領土を拡大していきました。信玄の宿敵である上杉謙信との川中島の合戦ではじめ、繰り返された壮絶な戦で実際に使われ刀傷が残る軍配や軍旗の数々。そして終焉を迎えた地には、武田勝頼公一族の墓も残っています。
風林火山の旗が駆け巡った足跡を辿り、戦国時代に思いを馳せ、甲州の地に息づく歴史を、ぜひ肌で感じてみてください。
武田家関連の史跡を巡る
■武田信玄の菩提寺「恵林寺」（甲州市塩山）
開山は夢窓国師。信玄は名僧、快川国師を迎え深く帰依した。武田家滅亡後、織田軍により国師は僧路100余人とともに三門楼上に追われ火を放たれたが恐れることなく「心頭滅却すれば火も自すから涼し」の言葉を残した。
■軍旗、孫子の旗「雲峰寺」（甲州市塩山）
武田家代々の祈願所。武田家の重宝「日の丸の御旗」、武田軍が常に陣頭に立てた軍旗「孫子の旗」、武田の護身旗「諏訪神号旗」、馬前の標旗「馬標旗」などを所蔵。天目山の戦で武田家滅亡のおり、家臣により当寺に納められた。
■武田家の重宝、楯無の鎧「菅田天神社」（甲州市塩山）
新羅三郎義光以来、武田家の重宝とされてきた「楯無鎧」を所蔵。正式名は「小桜韋威鎧兜、大袖付」。平安時代の部品を使って鎌倉時代に製作された県内最古の鎧で国宝。信玄は府中の鬼門にあたる当社に納め、合戦においては陣中に奉じ軍神として崇めたと伝わる。
■武田家滅亡の地「景徳院」（甲州市大和町）
天正10年（1582）、勝頼公37歳、北条夫人19歳、信勝公16歳がこの地で自刃。甲斐国主として500年栄えた武田家は滅亡した。自刃した場所には「生害石」が、そして「甲将殿」には家臣団の位牌や遺品が保存されている。
武田信玄公を偲ぶ
■信玄公忌
4月12日の信玄公の命日にちなみ、遺徳を偲んで行われる。昔から「信玄さん」と親しまれている祭りで、露店などで賑わう。
●期日 4月12日（木）
●会場 乾徳山「恵林寺」
第42回 甲州市ふるさと武田勝頼公まつり
武田終焉の地「甲州市大和町」。ふるさと武田勝頼公まつりは、武田勝頼公の霊を慰め、遺徳を偲ぶ祭りです。
勝頼公の菩提寺「景徳院」に参拝した後、武田勝頼公軍団出陣絵巻を繰り広げます。
当日は、地元の中学生による巫女の舞や甲斐天目山勝頼公太鼓などが奉納され祭りに彩りをそえます。
●日時 平成19年4月22日（日）
午前10時30分〜午後3時
●会場 甲州市立大和中学校校庭
